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T30 75mm自走榴弾砲(T30 Howitzer Motor Carriage、T30 HMC)とは、第二次世界大戦中に用いられたアメリカ合衆国の自走砲である。 この車輌は、機甲科によって1941年に提示された突撃砲の要求に基づいていた。これは単純にM3ハーフトラックの上部に装甲化された箱形の部屋を設け、内部にM1 75mm榴弾砲1門を収容したものである。燃料タンクはM3ハーフトラックの後部へと移された。 本車は1942年11月の北アフリカ戦線が初陣となった。少数が自由フランス軍へとリースされ、後の1951年、第一次インドシナ戦争に投入された。 == 性能 == T30の性能はM3ハーフトラックのそれと同様である。寸法は全長6.28m、全幅1.96m〔Ness (2002), p. 207.〕、全高は2.51m、また全重は9.3tである〔Bishop (1998), p. 81.〕。 サスペンションは装軌部分に垂直渦巻スプリング、装輪部分にはリーフスプリングで構成され、燃料容量は230リットルである〔Berndt (1993), p. 152.〕。この車輌の航続距離は240km、最高速度は64km/hだった〔。 動力はホワイト160AXが147馬力を発揮した〔。このエンジンは3,300cc、6気筒、圧縮比は6.3:1であり、出力重量比は15.8hp/tだった〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「T30 75mm自走榴弾砲」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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